雑記。

感じたこととか

fiction

私の赤い子

最近、頭の中で金魚を飼っている。その金魚は、ただただ美しい、観賞用の金魚。 びいどろの中、フナとは程遠い体つきで、儚いひれを揺蕩わせている。彼女はいつも自慢する。 「あたし、お空を飛べるのよ」私はいつもこう答える。 「そう。私は綺麗な着物を着…